2021-04-20 第204回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
初代総長の沢柳政太郎は、新設された東北帝国大学理科大学に、実はアルベルト・アインシュタインをリクルートしようといたしました、破格の待遇で。残念ながらこれは実現しませんでしたが、アインシュタインがノーベル賞を取りました直後の一九二二年には、来日された折に本学を訪問して、愛知敬一あるいは本多光太郎といった本学を代表する教授たちと面談をしているところでございます。
初代総長の沢柳政太郎は、新設された東北帝国大学理科大学に、実はアルベルト・アインシュタインをリクルートしようといたしました、破格の待遇で。残念ながらこれは実現しませんでしたが、アインシュタインがノーベル賞を取りました直後の一九二二年には、来日された折に本学を訪問して、愛知敬一あるいは本多光太郎といった本学を代表する教授たちと面談をしているところでございます。
自分の学問を持っていることが大切である、初等教育の教師こそ勉強してもらいたい、こういうお話、強調されましたか、そのお話を聞きながら、私、別に用意した資料に、古い資料なんですが、大正十三年の文政審議会で沢柳政太郎博士が、「小児ノ病気ヲ治ス所ノ医者ハイイ加減ノ考デ宜イト云フコトノ言ヘナイト同ジヤウニ、此小学ノ幼年級ヲ担任スル所ノ教師ハ如何ナル学力ガアッテモ如何ナル素養ガアッテモ決シテ有余ルナドト云フコトハ
前の文部次官の沢柳政太郎先生は、学校という名前がつけば私立学校でも特殊学校でもすべて国家的なものだと言うておられるのでございます。日教組はそういう公共性がなく、一部階級のために実際やっておるような考え方を持っております。
幸いにして東北大学には沢柳政太郎という最も民主的な学長がおられたものだから、専門学校からも入れてくれたのですね。元文部次官だった人です。そういうことでありまして、これは進学の道がほんとうに民主的に開かれなければ、これに入る人もなかなか優秀な人は来ないのじゃないかという感じがするのですが、その点はどういうお見通しですか。